「未来へ続く地域に根付いた持続可能な営み」

研修先:京都府下森の京都・海の京都・お茶の京都・竹の里乙訓 4か所

2020年度は当初イタリア・フィレンツェへの訪問が決定定 しておりましたが、新型コロナウィルスの世界的な感染により、やむを得ず中止となりました。そのような状況下で、今年度の研修をどのように実施するのかを検討した結果、「ポストコロナの新しい京の旅」ということで取材研修を行うことにいたしました。

森の京都・海の京都・お茶の京都・竹の里乙訓の4グループでそれぞれ数人での取材研修を実施しました。取材を通じて4つの京都全てに共通することは、それぞれの土地の豊かな自然景観や歴史や伝統文化を、地域の方々が誇りをもって大切に守りつつ、新しい時代にマッチした取組みがなされている事で、そのことに私たちは感動しました。一方で少子化・高齢化が進み、未来へ引き継ぐ人口が減少しつつあることも現実です。そのような中でも、観光だけではなく、京都の長い歴史の中で連綿と続いてきた生業(なりわい)が、時流にあらがうことなく知恵と工夫で今様に運営されていることが持続可能な発展につながっていくと確信しました。

これは、とりもなおさず国連の推奨する「 SDGs の持続可能な営み 」を目指す取組みにほかなりません。京都府が推奨する4つの京都は、日本のみならず世界の方々にも発信したいと強く思いました。